貧血とうつ病の関係について

貧血が原因でうつ病になる?

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貧血が引き金となってうつ病になることはありませんが、貧血のためにうつ病に似た症状(無気力になる)が表れることがあります。なぜなら、貧血だと脳に十分な量の酸素が供給されないため、前頭葉の働きが悪くなってしまうからです。

また、鉄分の不足は、ノルアドレナリン、セロトニンといった脳内の神経伝達物質にも悪影響を及ぼすため、やる気が起きない、前向きになれない、へこみやすい、といった、うつ病にも似た症状が表れてしまうのです。

貧血と前頭葉の関係


鉄分が不足するとヘモグロビンが作られなくなり貧血になってしまいます。貧血の状態では脳に十分な酸素が送られないため、脳はブドウ糖を活用してエネルギーを作ることができなくなり、機能が低下してしまいます。

脳の中でも前頭葉の機能が低下してくると、頭がボーっとしたりミスをしやすくなったり、忘れっぽくなったりします。また、感情をコントロールしにくくなったり、向上心ややる気が起きなくなったりします。

つまり、貧血はうつ病とよく似た症状を引き起こす、ということですね。うつ病かもしれないと考えているのなら、まずは貧血を疑ってみましょう。鉄分を十分に摂取すれば、もしかしたら治るかもしれません。

貧血と神経伝達物質の関係


私たちの精神状態をコントロールしている脳内の神経伝達物質には、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどがあります。これらは精神を安定させたりイライラさせたり、やる気を起こさせてくれたりなど、重要な働きをしています。

実は、これらの神経伝達物質を作るのに“鉄”が関係しています。鉄は、これらの物質を生産する酵素の補酵素として働いているのです。補酵素とは、酵素が活発に働くために必要な物質のことです。

鉄欠乏性貧血を患っている人は体内に鉄分が不足しているため、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンといった神経伝達物質をよく生産することができません。それでうつ病に似た症状(無気力)が表れやすくなるのです。

気分が落ち込むときには鉄不足なのかもしれません。鉄分のサプリメントを数週間続けてみれば治るかもしれません。


PS.うつや無気力などの心の問題と脳内神経伝達物質の関係については以下のサイトも参照ください。

無気力を治す方法 - すべての秘密は脳内物質にあった!

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