貧血と遺伝の関係について

貧血は遺伝する?

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貧血でも、貧血患者の7割を占める「鉄欠乏性貧血」は遺伝とは関係がないことが分かっています。その他の貧血、例えば「溶血性貧血」や「再生不良性貧血」に関しては遺伝する可能性もあります。以下、もう少し詳しくお話します。

鉄欠乏性貧血は遺伝しない


鉄欠乏性貧血は、偏った食生活が主な原因です。これは遺伝とは関係なく、毎日の食生活を改善すれば貧血も治ってきます。また、鉄欠乏性貧血が引き起こされる原因として、胃潰瘍など体内で出血が起きていることもあります。

女性であれば月経の時の出血が多すぎることが原因になっていることもあります。この場合、鉄分の摂取を心がけるのと同時に、原因である出血部位を治すことが大切になってきます。いずれにしても、鉄欠乏性貧血は遺伝によって引き起こされるのではなく、後天性のものであると言えます。

遺伝と関連のある貧血について


溶血性貧血や再生不良性貧血は遺伝することがあります。しかし、すべてが遺伝性なのではなく、それぞれ先天性の場合もあれば後天性の場合もあります。

溶血性貧血とは?

赤血球には寿命があり、正常な場合120日です。しかし、溶血性貧血では赤血球の寿命が極端に短くなり、15〜20日で破壊されてしまいます。骨髄では正常に赤血球が生産されているものの、短期間で消滅してしまうため供給が間に合わず、その結果貧血になってしまいます。

原因は様々で、遺伝性のこともありますが、多いのはウイルス感染や悪性リンパ腫、膠原病など、後天性のものです。体を温めたりステロイド薬を使ったりして治療します。

再生不良性貧血とは?

骨髄の、血液を作る機能が弱ってしまうために引き起こされる貧血です。再生不良性貧血では、何らかの原因により骨髄にある造血幹細胞が減ってしまい、赤血球、白血球、血小板の生産量が全体的に減少してしまいます。

原因としては、未知のウイルスの感染や薬剤によって引き起こされることがあります。また、遺伝と関係していることもあります。再生不良性貧血は、免疫抑制剤の投与によって改善が見られます。

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